この度、新しいパートナーの方々と、フランス料理博物館 plaisir de la table (プレジール・ドゥ・ラ・ターブル)を一部リニューアルいたしました。 メールマガジンの内容も刷新し、お料理にまつわる様々なお話しのほか、 サイトの最新情報をお知らせの形式でお届けしております。 ”フランス料理博物館 plaisir de la table”のメールマガジンページ (http://www.plaisirdelatable.jp/magazine.html)では、以前発行の ものを、バックナンバーとしてご覧頂けます。 毎回、皆様に役立つ話題をお送りしますので、お楽しみに。 (発行は月初予定です)
皆さんこんにちは。お元気でお過ごしでしょうか。 今月は夏野菜のトマトのお話しをお送りします。 ☆ トマト トマトは日本人にとってなじみの深い野菜です。ナス科の 植物で、赤い色から昔は赤ナス呼ばれていました。 原産地は南アメリカ・アンデス山脈のペルーあたりと いわれ、ヨーロッパに入ってきたのは400年位い前で、 その頃は観賞用の植物でした。 1583年頃オランダで料理に使われたという記録が残って います。しかし一般に受け入れられる様になったのは、 ずっと後の事のようです。 イタリアでは風土に適したので、トマトの栽培が盛んになり、 「ポモ・ドール・黄金のリンゴ」と呼ばれて、いろいろな 料理にトマトが使われ出しました。 フランスでは別名を「ポームダムール・愛のリンゴ」と 云います。 果菜類としてトマトが日本に伝えられたのは明治初年、 北海道開拓史によってもたらせられたと云います。 当時は、トマト特有の匂いがあるため一般には親しまれ ませんでした。 その後、日本に西洋料理が普及されるのにともなって、 その需要が広がり始めました。 忘れられない旬の味のひとつ 子供の頃、夏休みの朝は近所の農家によく出かけました。 今日は真っ赤に熟れたトマト、 時にはまだ露が残っているピカピカな茄子、 もぎたてでイボイボが手にさわると痛い胡瓜、 籠にいっぱい入れてもらい、重さに息をはずませながら 帰ります。 何とみずみずしく美味しかったあの野菜の味。 わたしの子供の頃のこんな想い出もあります。 僕の家では、トマトには塩をかけて食べます。 友人の家に遊びに行った時、友人の母親は、冷たい井戸水に 浸けてあった、真っ赤に熟れたトマトを切ってお皿に盛り、 白いものをスプンですくってかけています。 ウワ−どうしよう、あんなにお塩かけちゃって、 でも「さあー、どうぞ召し上がれ」と小母さんに云われて そっと口を付けると、なんとあま−いお砂糖でした。 トマトは夏の日の嬉しいおやつでもありました。 トマトはサラダだけでなく、いろいろな形で料理に使用 されます。ではご紹介いたしましょう。
☆ スパゲッティサラダ トマトドレッシング 材料 4人前 スパゲッティ150c 人参100c・玉葱100c・胡瓜(1本)100c パセリの粗みじん切り又は細かく切った細葱少量 フレンチマスタ−ド小匙1杯・マヨネ−ズ60c 塩・胡椒少量 作り方 1 スパゲッティは、袋に記入してある茹で時間より1−2分 長く茹で、冷水にさらしてざるにあけ、良く水気を切ります。 2 人参の皮をむき、細切りにして茹でます。 胡瓜は皮をむき細切りにします。玉葱は薄切りです。 胡瓜と玉葱を布巾に包んで塩もみし、流水で洗って良く 水気を絞ります。冷ました人参、スパゲッティと共に、 マスタード、マヨネ−ズで和えます。 3 お皿の中央に、スパゲッティサラダを盛り、 回りにトマトドレッシングを流し、パセリを散らします。 ☆ トマトドレッシング 材料 完熟トマト300c オリーブオイル・レモンジュース小匙1杯 塩・胡椒少量 作り方 1 トマトのへたを取り、皮付きのままざく切りにして ジュースミキサーに入れます。 15秒か20秒位回し、漉し器にあけます。 しゃもじの背中でトマトを漉し出します。 約80%の裏漉しした果肉がとれます。 2 塩ひとつまみ、胡椒、レモンジュースを加えてよく混ぜ、 ペットボトルに入れ、裏漉ししたトマトの半量のオリーブ オイルを加え、蓋をしてボトルを振って中身を混ぜて 冷蔵庫で冷やします。 * 生のトマトの味が変わりますから、作ったらなるべく 早く1日ー2日で召し上がって下さい。
☆ マヨネーズのルーツを探れば スペインのミノルカ島の首府マオン。 そのマオン風と云うフランス語がマオネーズであり、 マヨネーズの語源とされています。 多分その地で作られたソースが、今に伝えられたのでしょう。 他にも説があって定かではありませんが、生まれは兎も角、 マヨネーズは人気ものです。
☆ お知らせ ムッシュ米津の家庭料理のページでは 『冷たいスープ3種』の作り方をご紹介しています。 http://www.plaisirdelatable.jp/cooking/index.html キュウリ、白アスパラガス、カボチャを冷たいスープに 仕立てます。 クロワッサンサンドを添えて、女性のお客さまの昼食に。
先月より始まった新企画「フランス料理の食材・機材」 では、料理に使っていただきたい最高の食材と機材を リンクでご紹介しております。 http://www.plaisirdelatable.jp/food/index.html 今月は「アイスプラント」「舞茸パワー」「アピオス」 「米粉のネットショップ( 福盛シトギ2号 )」や 農林水産省の「FOOD ACTION NIPPON」と盛りだくさん。 こちらのコーナーも、ぜひご活用ください。
運営者 MCF Japon (エム・シー・エフ ジャポン) plaisir de la table (プレジール・ドゥ・ラ・ターブル) フランス料理博物館 http://www.plaisirdelatable.jp/index.html 主宰 米津春日( YONEZU Harubi ) 所在地 奈良市鶴舞東町2丁目33番 〒631-0021 連絡先 info@plaisirdelatable.jp |