フランス料理博物館 プレジール・ドゥ・ラ・ターブル

Vol.54 2013年5月


フランス料理博物館 plaisir de la table

(プレジール・ドゥ・ラ・ターブル)は、

試行錯誤をくり返しながら、内容の充実に取り組んでおります。

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主食を抜いて、おかずだけ食べ食べる
糖質制限食 奮戦記

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メタボリックシンドローム

肥満の烙印を押された様な、私にとってあまり響きの
良くない言葉でした。

好きなものが食べられない人生なんて、生きて行く
価値のないものです。
人は食べる為に生きる」私が料理人になった大きな
理由のひとつです。
サラダを食べて痩せようとした事もあります。
カロリー制限、1日23単位1840カロリー、いやそれでも多い。
もっと少なくと努力しました。
その結果、体重はあまり減らず、ほほがゲッソリ
お前「ガンと違うか」と云われてがっかりして中止しました。
トロのお刺身、フォワグラのソテー、クリームソースを
たっぷりかけた舌平目のグラタン、血の滴る様な
サーロインステーキ…どれをとっても私の生き甲斐なのです。

そんな中、糖質制限食。聞いた事のない糖尿病食

主食を抜けば、糖尿病は良くなる

京都の高雄病院の江部康二先生の著書に出会いました。
カロリー制限よりも、糖質制限をと云うことで、
お腹いっぱい食べられる」「いろいろな料理が楽しめる
良いことだらけです。
でも私にとって最大の悩みは「炭水化物」を摂らないこと、
ご飯、パン、麺類は不可です。ポテト、南瓜なども
避けなくてはいけません。
ご飯、麺類は大好きです。おかずだけ食べればいいわけ
ですが、悩みました。
「炊きたてのご飯のおにぎり」「鰻丼」「にぎり寿司」と
決別するのです。

朝食は、ヨーグルト、トマトジュース、コーヒー、
チーズですませますが、お昼はちょっと考えます
日本蕎麦か、パスタ又はピッザですませいたのが、
そうはいきません。
そこで炭水化物の少ないキャベツ牛すじ肉のスープ
作りおきをしています。
フスマ粉のパンミックスを買って、ホームベーカリーで
パンを焼きます。
薄く切ってチーズとハムをはさんでクロックムッシュー
ウエリッシュレアビット、時にはフライドチキン、
マギーのコンソメスープ、いろいろ考えて実行しています。

夕食は出来るだけサラダは欠かせません
でもミディアムレアに焼いたサーロインステーキ、
ポークッチャップ、ウインナーシュニッツェル、
ビーフストロガノフ、舌平目のムニエル、トロのお刺身、
鰻の白焼き、すき焼き、焼き肉とメニューは豊富です。

近ごろは昼に外食する機会が少ないので、
その時はフライドチキンとコーヒー位ですませます。
どうしても避けられない食事会の時は、パンやデザートは
少ない目にして、ほとんど食べてしまいます。
その代わり翌日は、厳しいめの糖質制限食にしています。
まあこうして、体重が減り、血糖値も安定してきました。
食べる為に生きる」人生も明るいものになりました。

このメルマガをご覧になった糖質制限食をされている方
下記の連絡先(アドレス)までメールで貴方の近況
お知らせ下さい。
より豊かな糖質制限食を考え出そうではありませんか。

 主宰 米津春日( YONEZU Harubi )
 連絡先 info@plaisirdelatable.jp

ではわが家の夕食より、
あっさり仕上げの『ビーフ ストロガノフ』をお届けします。

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あっさり仕上げの『ビーフ ストロガノフ』

 材料 2人前
 ・和牛の切り落とし肉 200g
 ・マッシュルーム又はシイタケ 30g
 ・タマネギ 50g
 ・トマトジュース 75cc
 ・牛乳 200cc
 ・片栗粉 大匙1杯半
 ・パプリカ(粉末) 小匙1杯
 ・ブランデー 大匙1杯(任意)
 ・塩
 ・胡椒
 ・バター

 作り方

 1 小なべでトマトジュース75ccを1/5迄煮詰め、
   トマトペイストを作ります。

 2 タマネギはうす切り、マッシュルームは
   六つ割にします。
   (シイタケなら薄切りです)

 3 フライパンに大匙1杯のバターを熱し、
   タマネギを中火で柔らかく炒め、
   マッシュルーム又はシイタケを加えて
   更に炒めます。

 4 牛肉に、塩、胡椒をして玉葱のなべに加え、
   強火で炒めます。ブランデーを振りかけ、
   火を付けて酒精分を燃やします。

 5 トマトペイスト、パプリカ、片栗粉を加えて
   肉にからめ、牛乳を加えてグツグツッと1分間程
   煮て味をなじませ、最後に塩味を調べます。

 6 深皿に1人前づつ盛りつけます。

* 通常付け合わせは、麺かご飯ですが、私の場合、
  キャベツの細切りか、もやしを軽く炒めて添えます。

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☆ お知らせ

 ムッシュ米津の家庭料理のページでは
 『キスとイカの胡麻揚げとサラダ』
 作り方をご紹介しています。

 http://www.plaisirdelatable.jp/cooking/index.html

 サラダをあまりお好きでない男性は多いようですが、
 ムニエルやフライにしたお魚を一緒に召し上がると
 案外いけます。

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 フランス料理に役立つ「フランス料理の食材・機材」では、
 料理に使っていただきたい最高の食材と機材をリンクで
 ご紹介しております。

 http://www.plaisirdelatable.jp/food/index.html

 今月は『糖質制限ドットコム』
 『ラカントS』をご紹介しております。

 *「糖質制限ドットコム」は今回のメールマガジンの
  コラムに登場した京都の高雄病院の江部康二先生が
  監修されているサイトです。

こちらのコーナーも、ぜひご活用ください。

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 運営者 MCF Japon
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