フランス料理博物館 プレジール・ドゥ・ラ・ターブル

Vol.42  2012年5月


フランス料理博物館 plaisir de la table

(プレジール・ドゥ・ラ・ターブル)は、

試行錯誤をくり返しながら、内容の充実に取り組んでおります。

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女性の方々、楽しくお食事をしましょう。

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(1)フランス料理はいかが

お友達と、今日なに食べようっと相談したとき
中華?、それともイタリアン?
たいていフレンチは選択肢のすみにあるでしょう。
何でイタリアンが気軽で、フレンチは少し敷居が高いのでしょう。

イタリア料理といえば、皆さんすぐに、パスタ、ピザ、
ミネストローネ、テラミスと思い浮かべ、親近感がわくのでしょう。
知っているという安心感でしょうね。知っているということが、
近づき易さなのです。

スポーツでも、ルールが解らないと興味がわきません。
私にとって、サッカーやラグビーより、ルールが解り、
私自身でプレーしたことのある、ゴルフ、ベースボールが
すきなのと同様です。

では、フランス料理と云って、すぐに思い浮かべるものに
何があるでしょうか。
実はよくご存じの洋食は、そのルーツをたどれば、
ほとんどフランス料理なのです。
オムレツはフランス料理のオムレット、コロッケはクロケット
カツレツはコトレットなど、もとの名で呼ばれると
フランス料理らしさが感じられるでしょう。
メルマガ40号には身近な洋風料理のメニューを
ご紹介しましたのでご覧下さい。

さあフレンチでランチをしましょうとなったらば、
何も心配しないで、何かおいしいものを食べ行こうと、
気楽に考えれば良いのです。

先ずはお店の選定です。
お友達がご存じのお店、又はWebサイトでも簡単に見つかります。
場所と、予算を設定して、あとは良さそうなレストランを
いくつか候補に選んで、お友達とご相談してお決め下さい。
最近はランチはお手頃な値段で設定されています。
税金、サービス料込みで\1,500から\3,000位のところ、前菜と
メインディッシュ、デザート、パンとコーヒーのセットです。
メインディッシュが選べるセットもあります。
おすすめメニューの中から、肉、魚、鶏とお好きな料理を
たのめば良いでしょう。
メニューで料理が解らないのは当たり前のことで、
全く気にすることはありません。解らない料理は聞くことです。

その次ぎに飲み物です。
フレンチにはワインということですが、難しく考えないで下さい。
あなたが、アルコール類がいける口でしたら、
グラスワインを注文されると良いでしょう。
お店のおすすめがあればそれにしましょう。
魚は白、肉には赤にこだわることはありません。
白ワインがお好きなら白を、料理に合わせるなどと、
面倒くさいことは考えないで、お好きな方でよいのです。
グラスワインには高価なワインはおいていません。
せいぜい\700〜¥800程度でしょう。

もしアルコールが駄目なら水にしましょう。
日本の水道水は水質検査も厳しく安全ですが、日本国内でも、
大都市圏などの水道水には、水源の有機物系の匂いや、
水道配管の錆、さらには消毒のための塩素の匂いや、
トリハロメタンの危険性などを危惧する方が多いようなので、
その時はミネラルウォーターを注文すればよいでしょう。
ミネラルウオーターとは、容器入りの飲料水のうち、
地下水を原水とするものを云います。
水については次の機会にお話ししましょう。

こうしてフランス料理とワインと云う呪縛からはとき放され、
後は成り行きに任せておしゃべりを楽しんで下さい。
料理で、何だろうこれは、というものが出たら、
給仕をする人に聞いて下さい
知らない事は恥ずかしがらずに何でも聞く事です。
料理の味は微妙な感覚に作用されます。
リラックスして、楽しい会話が料理をおいしくします

私が、料理研修でフランスに滞在し、フランス人と食事をし、
ワインを飲み、共に暮らしたなかで、
飲食にあれこれ理屈を付けた生活ではなく、

「人は食べる喜びの為に生を全うする」

これがフランス人の食生活なのだと感じました。
ミシュランの星つきのレストランでの食事、
ワインの選択など、学ばなければいけない事が沢山あります。
そこに行くまでに、気軽にフランス料理に接して下さい。

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 次回は 男性と食事に行くとき、料理の選び方などお話ししましょう。

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☆ お知らせ

 ムッシュ米津の家庭料理のページでは
 『チキンソテーとむきえんどうのフランス煮』
 作り方をご紹介しています。

 http://www.plaisirdelatable.jp/cooking/index.html

 サヤに入ったえんどうが店先にならぶと春の訪れを感じ、
 「マメご飯」が食卓に顔をだし、家中ほんのりとした、
 温かさに包まれます。

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 フランス料理に役立つ「フランス料理の食材・機材」では、
 料理に使っていただきたい最高の食材と機材をリンクで
 ご紹介しております。

 http://www.plaisirdelatable.jp/food/index.html

 今月は『長崎産サザエ』『花ズッキーニ』
 ご紹介しております。

こちらのコーナーも、ぜひご活用ください。

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