ただ今、新しいパートナーの方々と、フランス料理博物館 plaisir de la table(プレジール・ドゥ・ラ・ターブル)の 内容の充実に取り組んでおります。
皆様お元気ですか。 もう今年も残すのは今月のみとなりました。 お正月と云えばお雑煮ですね。 今日は、お餅についてお話ししましょう。
モチ米を蒸して臼でつき、丸めたり、のしたりして だんご状、板状にしたものです。 モチ米はウルチ米と違い特有の粘りを持っています。 餅の名前の由来には種々の説があり、 腹にもたれるという意味の餅飯(もちいい)。 携帯に便利な携飯(もちいい)からきたなどと云われています。 また、丸い形が望月(もちづき)に似ているので、 円満という意味を持たせたなどもいわれています。 別名かちんと呼ぶこともありますが、 これは女性が使っていた女房詞で 搗飯(ついた飯)からきたと考えられています。 餅の原料はふつうモチ米が使われますが、 このほかに、アワ・キビ・ワラビ等から作った餅があります。 ウルチ米から作ったものには、 中部地方の御幣餅(ごへいもち)、 東北のキリタンポなどがあります。 餅は晴れの日の食物として扱われ、祝い事や祭典にかかせません。 特に神仏に供えるものはおすわりとかお供えと呼ばれ、 古く奈良時代から餅をついて祝う日が多々ありました。 お正月にどこの家庭でも祝うのがお雑煮ですね。 本来は煮雑ぜとも云われ、餅を主とし、 いろいろの具を雑ぜた汁物のことで、 正月の祝い膳の中で、もっとも大切な献立のひとつであります。 各家庭によっては清まし仕立て、味噌仕立てと色々ですね。 そこで今日は、お餅を入れた洋風料理は如何ですか。
◇使用するお餅 パックにした”切り餅” 大きさ4cm×6cm・厚さ1.5cmのものを使ってみました。
◇お餅入りオニオンスープ 材料
作り方 1 玉葱を飴色に炒めてスープを作り、お餅を入れ、 煮ないで注ぎ分けます。 ※タマネギのスープの作り方は、ムッシュ米津の家庭料理 「オニオングラタン」をご覧下さい。
◇お餅入りミートソース 材料
作り方 1 お餅をソースに入れてさっと煮て、深皿に盛り ソースをかけます。
◇お餅入りスパニッシュオムレツ(平焼き) 材料 2人前
作り方 1 大さじ1杯のバターで、角切りにした玉葱、ピーマン、 薄切りのマッシュルームを炒めボールに入ます。 2 卵、焼いたお餅、皮をむいて角切りにしたトマトを加え、 塩、胡椒をします。 3 フライパンにバター大さじ1杯を熱し、 ボールの材料を流し込み、少し攪拌して、極弱火にし、 蓋をして卵に火を通します。。 4 フライ返しを使ってにお皿に盛ります。 * 味が足りないようならケチャップ、マヨネーズなど お好みでかけて下さい。
◇お餅とほうれん草のマヨネ−ズ和え 材料 2人前
作り方 1 細切りにしたベーコンを、小さじ1杯のバターで炒め、 ざく切りにしたほうれん草を加え、 塩、胡椒で味を付けボールに入れます。 2 お餅を入れてマヨネーズで和えます。
◇お餅のチーズ焼きグラタン 材料 2人前
*1)「L&Pソース」は世界初のソースメーカーである リー&ペリン社(Lea & Perrins)のウスターソースです。 なければお持ちのウスターソースをお使いください。 作り方 1 ソースを混ぜて、お餅をくぐらせ、 バターを塗ったグラタン皿にのせます。 2 半分に切ったチーズでお餅をおおい、 オーブントースターで表面に焼き色をつけます。
◇お餅のデザート 材料 2人前
作り方 1 卵黄、砂糖、小麦粉ををボールで良く混ぜておきます。 2 沸かした牛乳を加えて混ぜ、鍋に戻し、 少し濃度がつくまで煮て火からおろし、 バニラで香り付けをします。 3 お餅をお皿に並べ、ソースをかけ、 チョコレートを削って散らします。
☆ お知らせ ムッシュ米津の家庭料理のページでは 『ミロトン風グラタン・パルマンティエ』の作り方を ご紹介しています。 http://www.plaisirdelatable.jp/cooking/index.html もともとはボイルした肉の残りを薄切りにし、 リヨネーズソースと交互に重ねてグラタンにしたものです。
フランス料理に役立つ「フランス料理の食材・機材」では、 料理に使っていただきたい最高の食材と機材をリンクで ご紹介しております。 http://www.plaisirdelatable.jp/food/index.html 今月は『トリュフ ソルト』と『オニオコゼ』を ご紹介しております。 こちらのコーナーも、ぜひご活用ください。
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