ただ今、新しいパートナーの方々と、フランス料理博物館 plaisir de la table(プレジール・ドゥ・ラ・ターブル)の 内容の充実に取り組んでおります。
皆様お元気ですか 寒い季節は、おいしいお料理で、スタミナをつけましょう。 今日はオリーブオイルについてお話をします。
◇オリーブオイル オリーブ栽培とオリーブオイルの発祥の地は地中海沿岸で あります。 オリーブオイルの使用はクレタ島で始まったといわれ、 オリーブオイルを貯蔵するための最古のアンフォラ (二つの把手を持つ壺)はここから出土しており、 紀元前3500年頃のものとみられております。 オリーブの果実から得られる植物油は、主に地中海に 面した地域、イタリア、スペイン、ギリシャ、マシュリク などで好んで使われます。 これらの地方では単にオイルと云えば、オリーブオイルを さすことが多く、酸化されにくいオレイン酸を比較的 多く含むため、他の食用の油脂に比べて、酸化されにくく、 固まりにくい性質をもつ不乾性油です。 その製法は、種子や果実から採取される植物油の多くが 加熱行程や溶剤抽出行程を経て得られます。 特にほとんどの場合、植物組織からオイルを分離するのに 加熱行程が不可欠であるのに対して、オリーブオイルは 生の果実から非加熱で果汁を絞って放置しておくだけで、 自然にオイルが果汁の表面に浮かび上がり、これを分離する ことで得ることが出来ます。 特に、エクストラ・バージン・オイルと呼ばれるものは、 香りと味が良質で高級とされています。 果汁から遠心分離などによって直接得られた油をバージン・ オイルと呼び、その中でも果汁としての香りが良好で、 油としての品質も高く、オリーブオイルの表示は 遊離脂肪酸1%以内を、特にエクストラ・バージン・オイル 遊離脂肪酸1.5%以内を、ファイン・バージン・オイル 遊離脂肪酸3%以内を、セミファイン・バージン・オイル (風味、香り共に良好) 日本でのオリーブオイルは 1908年(明治41年)、魚の油漬け加工に必要なオリーブ オイルの自給をはかるため、濃商務省がアメリカ合衆国から 導入した苗木を、三重県、鹿児島県と香川県に試験的に 植えました。 小豆島に植えたオリーブだけが順調に育ち、大正時代の初めに 搾油が出来る程の実が収穫されました。 小豆島では現在でも、島のあちこちにオリーブの樹が植えられて おり、純国産のオリーブオイルが生産されています。 オリーブオイルの利用法は * オリーブオイル+卵黄=顔に塗ると肌に潤いをもたらす。 * ローズマリーのエッセンスと共に肌にすり込む =肩凝りや筋肉痛に効く。 * ハッカを混ぜてこめかみに塗れば、偏頭痛に効く。 * 料理を大いに食べ、酒を多飲する前に、スプーン 1杯のオリーブオイルを飲むと、油膜が胃壁を守り、 悪酔いと、整腸に効果がある。 * オリーブオイルは便秘に効く。 * 過度の美食と強いワインの飲み過ぎからくる、 肝臓障害の予防に有効。 * エクストラバージン・オイルを沢山摂れば、内臓を 健康な状態に保つ。万病に有効。 など。 料理には バター代わりにパンや野菜につけて食べます。 マリネ・サラダドレッシング・パスタのソース・ブルスケッタ など用途は広範囲にわたっています。 お正月が過ぎ、お節料理にもあきたという方に ホットな味のパスタをご紹介します。
◇スパゲッティ ペペロンチーノ 赤唐辛子とオリーブオイルで炒めたニンニクのきいた、 ホットな味のパスタです。 材料 2人前
作り方 1 大なべにたっぷりとお湯をわかし、塩を入れます。 なめてみて海水より少し薄いかなという位です。 沸騰したところに、スパゲッティを半分に折って ぱらぱらとほぐしながら入れ、よくかき混ぜます。 ゆで時間は袋に表示してある時間を参考にしてください。 火を弱め小さな煮立ちを続けます。 2 その間に、ニンニクをみじん切りにしておきます。 3 スパゲッティが好みの固さに茹で上がったら ざるにあけて水分を切ります。 4 スパゲッティを茹でたなべに、ニンニクを入れ、 オリーブオイルで焦がさないようにいため、 赤唐辛子を加えます。 5 そこへ、茹でたスパゲッティを入れ、スパゲッティの ゆで汁を加えます。 和えるように炒め、好みでコショウをふり、皿に 取り分けて、お好みの量のチーズをふりかけて 召し上がってください。 * スパゲッティを茹でるとき入れた塩で、塩味はよいと 思います。 * ニンニク、赤唐辛子の量は好みで増減してください。
☆ お知らせ ムッシュ米津の家庭料理のページでは 『スペアリブ バーベキューソース』の作り方をご紹介しています。 http://www.plaisirdelatable.jp/cooking/index.html 骨付き肉にバーベキューソースをしみこませて、 オーブンで焼き上げます。つけ合わせには あっさりとしたキャベツのブイヨン煮などを。
フランス料理に役立つ「フランス料理の食材・機材」では、 料理に使っていただきたい最高の食材と機材をリンクで ご紹介しております。 http://www.plaisirdelatable.jp/food/index.html 今月は『宍戸湖の白魚』と『川俣のシャモ』を ご紹介しております。 こちらのコーナーも、ぜひご活用ください。
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