この度、新しいパートナーの方々と、フランス料理博物館 plaisir de la table(プレジール・ドゥ・ラ・ターブル)の 内容の充実に取り組んでおります。
明けましてお目出度うございます。 本年も宜しく、お付き合いをお願い申し上げます。
「如月、弥生の程は、風烈しく、余寒も未だ尽きせず」 皆様ご存じの、平家物語「大原御幸」のいっせつであります。 陰暦の月の名前は、俳句の季語の様に、詩的な表現の様に 感じられます。 1月は睦月(むつき) 新年を親しい人たちと親しみ、睦み合う月です。 2月は如月(きさらぎ) 寒さのために服を更に着るので「衣更着」。 3月は弥生(やよい) 植物も雪の下から芽が出始めます。 4月は卯月(うずき) 卯の花の咲く月。 太陽暦の5月上旬から6月にかけてでしょうか。 5月は皐月(さつき) 田植えの季節なので「早苗月」ともよばれます。 6月は水無月(みなづき) 雨降りが多い月なのに不思議ですね。 7月は文月(ふみづき) 七夕で歌を書いて文を添えることからとも云われます。 8月は葉月(はづき) 陰暦では、7月から9月までを秋としていて、8月は まん中で仲秋になります。葉月のお月見を「仲秋の名月」 と云い、別名月見月(つきみづき)とも云われます。 9月は長月(ながつき) 夜が長くなる、夜長月からきているのでしょう。 10月は神無月(かんなづき) 日本中の神様が出雲の国に集まって、話し合いをするので、 国々には神様がいなくなる月と云う事のようです。 11月は霜月(しもつき) 寒さが一段と増して、霜が降りる季節です。 12月は師走(しわす) 太陽暦では1月上旬から2月上旬にあたりますが、いまでは 混同して太陽暦の12月を指しています。 師(僧侶)が忙しく走り回る事から、師走と云われています。 この他にも、日本には多くの季節をあらわす日があります。 1月7日は七草(ななくさ) 3月3日は桃の節句(もものせっく) 5月5日は端午の節句(たんごのせっく) 7月7日は七夕(たなばた) その外にも、節分、お彼岸、八十八夜などが、まだまだ身近に あり、出来ればずっと残しておきたいものです。
お正月のお料理は、お節料理やお雑煮が主役ですね。 そこで今月は、お餅のバリエーションをお送りします。 ☆ 洋風お餅の料理 使用するお餅は、パック入り”生切り餅”を使用します。 お餅を焼くのはオーブントースターで焼きました。 ◇お餅入りオニオンスープ 作り方 お餅は焼いて食べ易く半分に切ります。 タマネギを薄切りにして、バターでベージュ色になるまで 炒めます。これは暇のあるときに作っておけます。 固形スープとお湯を加えてタマネギのスープを作り、焼いた お餅を入れます。 お好みで、さっと煮て召し上がって下さい。 ◇お餅とミートソース 作り方 お餅は焼いて食べ易く半分に切ります。丸餅でも結構です。 市販のミートソースに、炒めた挽き肉、トマトピュレ、 ケチャップなどを加えてお好みの味に直し、焼いたお餅を さっとソースにくぐらせ、お皿に盛りソースをかけます。 ◇お餅とほうれん草のマヨネ−ズ和え 作り方 お餅は焼いて半分に切っておきます。 茹でて、かたく水気を絞ったほうれん草をマヨネ−ズで和え、 ハムの細切り、または缶詰のシーチキンなどにお餅を加えて、 ざっくりと混ぜ、器に盛ります。 ◇お餅とポテトのグラタン *材料 4人前として お餅はひとり1切れ半・4人で6切れ用意します。 焼いて、1切れを4っ位に切ります。 グラタンの材料 ・ポテト皮付き 400c(皮をむいて300c) ・牛乳 200t ・生クリーム 100t ・にんにく 1片 ・ピザ用のチーズ 80c ・ナツメグ・バター・塩・胡椒 作り方 じゃがいもは皮をむいて1a角、にんにくはみじん切りに してなべに入れます。 牛乳を加えて約15分間煮ます。蓋はしません。 火から下ろして、生クリーム、お餅を入れ、ナツメグ、塩、 胡椒で味を付け、グラタン皿に入れます。 チーズを振りかけて240−250度のオーブンできれいな 焦げ目が付き、ぐつぐつ云ってくるまで、7−8分ほど 焼きます。 ◇お餅のチーズ焼き *材料 2人前として お餅は、3個切らずに網焼きします。 ソ−スの材料 ・ケチャップ 大匙2杯 ・ウスターソース 小匙1杯 ・タバスコ 少量 ・とろけるチーズ 3枚。 作り方 ソースを混ぜて、焼いた餅をくぐらせ、グラタン皿に 重ねない様に並べ、半分に切ったチーズをお餅にのせ、 オーブントースターで焼きます。
☆ お餅のデザート ◇お餅とアンズのココット焼き ココットまたは縁の立ち上がったグラタン皿を使用します。 *材料 2人前 ・あんずのシロップ煮(1/2個) 3個 ・カスタードクリーム ・薄切りア−モンド 小量(又はピーナツを粗切りにする) 作り方 1 半割のあんずは、4−5枚に切っておきます。 薄切りア−モンドは少し色付く迄、フライパンでから炒りし、 冷まして細かく砕いておきます。 焼いた切り餅2個をそれぞれ4っに切ります。 2 ココットにカスタ−ドクリ−ムを大匙1杯入れ、半割りの アンズをもう半分に切ったのものを3切れと、焼いたお餅 4切れをのせ、カスタド−クリ−ムをおおいかけます。 ア−モンドを振りかけ、バタ−を小指の先位のせます。 3 200度〜220度のオ−ブンに入れ、7〜8分中が熱く なり、表面が軽く色つく迄焼きます。 *カスタ−ドクリ−ムの材料 ・牛乳 120t ・砂糖 25c ・小麦粉 10c ・卵黄 1個 ・バニラ 小量 ・生クリーム 50t カスタードクリームの作り方 ボ−ルに、砂糖、小麦粉、卵黄を入れてよく混ぜます。 沸騰させた牛乳をかき混ぜながら加え、もう一度鍋に戻し 混ぜながら煮立てます。 火から下ろしてバニラで香り付けし、冷まして生クリームを 加えます。
☆ お知らせ ムッシュ米津の家庭料理のページでは 『マカロニのグラタンベニス風』の作り方をご紹介しています。 http://www.plaisirdelatable.jp/cooking/index.html 表面にこんがり色が付くまでオーブンで焼いたグラタンは 寒い冬のごちそうです。
フランス料理に役立つ「フランス料理の食材・機材」では、 料理に使っていただきたい最高の食材と機材をリンクで ご紹介しております。 http://www.plaisirdelatable.jp/food/index.html 今月は『ひだかエゾシカ』『北海道のカニ』を ご紹介しております。 こちらのコーナーも、ぜひご活用ください。
運営者 MCF Japon (エム・シー・エフ ジャポン) plaisir de la table (プレジール・ドゥ・ラ・ターブル) フランス料理博物館 http://www.plaisirdelatable.jp/index.html 主宰 米津春日( YONEZU Harubi ) 所在地 奈良市鶴舞東町2丁目33番 〒631-0021 連絡先 info@plaisirdelatable.jp |