ムッシュ米津の家庭料理

"今回はロングパスタの代表スパゲッティの中では
細めのフェデリーニ(1.4mm〜1.5mm)を使った
茸のボンゴレを紹介します。"

 パスタには、ロングパスタとショートパスタがあります。
 ロングパスタの代表は、スパゲッティで断面は円。
 太さは様々ですが、2.0mm弱から細いのは
 1.6mm〜1.7mmのものがあります。
 細めのスパゲッティはフェデリーニ と呼ばれて
 1.4mm〜1.5mmのものです。
 最も細いスパゲッティはカペッリーニ・ダンジェロ
 「天使の髪の毛」で、日本の素麺の様な細さです。

 ショートパスタには、
 ペンネ、ペン先のように斜めに切られた筒状のパスタ。
 ファルファッレ、イタリア語で「蝶」の意味。
 蝶の形をしたパスタ。
 コンキリエ、イタリア語で「貝」の意味。
 貝殻のように小さく巻いたパスタ。
 フジッリ、螺旋(らせん)状のショートパスタ
 などが代表的なものです。

 今回は細い目のスパゲッティを使って作りました。

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"*スープスパゲティ 茸入りボンゴレ"

 材料(4人前)
 スパゲティ(細い目) 250g
 あさり大 36〜40個(600g)
 ニンニク大 1片
 オリーブ油 30cc
 白ワイン 100cc
 椎茸 1パック(100g)
 しめじ 1パック(100g)
 マッシュルーム 1パック(70g)
 玉葱 150g
 バター 大さじ1杯
 塩・胡椒
 水 600cc
 チキン固形スープ 1個
 バージルの葉 10枚

☆ 作り方

  1. あさりを煮ます。
    潰したニンニクとオリーブ油を鍋に入れて熱し、
    ニンニクの香りをしっかりとつけます。
    あさりと白ワインを入れて蓋をし、貝が開くまで煮て、
    貝を取り出し、煮汁を漉して置きます。(煮汁約200cc)

  2. 茸と野菜を切って炒めます。
    椎茸は軸をとって薄切り、しめじは根元を切って
    ばらし、マッシュルームは石付きをきって薄切り、
    玉葱も薄切りにします。
    バージルの葉は5枚を細切りにし、残りの5枚を
    みじん切りにします。

  3. スープで煮ます。
    バターで、玉葱、茸類をしんなりとなる迄炒め、
    水と刻んだ固形スープを加えて煮ます。
    貝の煮汁を入れ、胡椒をし、味をみて塩を足します。

  4. スパゲッティを茹でます。
    鍋にお湯をたっぷり沸かし、塩をひと摘み入れ
    スパゲティを好みの固さに茹でます。
    スープに入れるので、少し歯応のある位の方が
    良いでしょう。

  5. 仕上げです。
    麺が茹ったら、ざるにあけ、良く水分を切って
    もとの鍋に戻します。
    「3」の茸入りのスープと、煮たあさりとバージルの
    みじん切りを加えて熱くし、深皿に取り分け、
    バージルの細切りを散らします。

*バージルの葉の無い時は、しそのおお葉で代用します。

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*イタリア生まれの日本育ち
イタリア人は麺類が好きです。
太さも、形も、さまざまに違ったものがあります。

それぞれの工夫があり、日本の
手打ちうどんや蕎麦と共通した点があります。

イタリアでは、麺は食事の始めに食べますが、
スープに麺を入れちゃうなんて、
いかにも日本的で、しかもちょっとお洒落ですね。

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文・写真(イメージ写真)提供:ひかりのくに株式会社

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