ムッシュ米津の家庭料理
ポ−クのコトレット チ−ズ風味

"小型のコ−トは、コトレットと呼ばれます。
その料理法の中に、
パン粉を付けて焼き揚げる料理があります。"


カツレツの誕生

ステ−キにするリブロ−ス肉をフランス語でコ−トと云います。
それより小さい豚や、仔羊のロ−ス肉のような小型のコ−トは、
コトレットと呼ばれます。

このコトレットの料理法の中に、
パン粉を付けて焼き揚げる料理があります。

日本に西洋料理がお目見えすると、
このコトレットにパン粉をまぶし、
天ぷらのように、油の中で揚げてしまおうと云う事になり
これが懐かしい洋食、カツレツが出来上がりました。


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"*ポ−クのコトレット チ−ズ風味 "

 材料 4人前
 豚のロ−ス肉(80g) 4枚
 塩・胡椒
 小麦粉
 バタ−
 サラダ油
 衣の材料
 −全卵・卵黄 各1個
 −すりおろしチ−ズ 40g
 −刻みパセリ 大匙1杯
 −生パン粉(スーパーで売っています)  

"*スパゲティ入りトマトソ−ス "

 スパゲティ(乾燥) 160g
 椎茸 2パック
 玉葱 150g
 ニンニク 小1片
 トマトジュ−ス 500cc
 固形ス−プ 2個
 生クリ−ム 100cc
 ベイリ−フ 1枚
 バタ−

"*飾りの野菜 "

 長さ8〜9cmのいんげん 12本

☆ 作り方

  1. 下拵え
    豚のロース肉の脂の部分を取り除き、
    たたいて3mmくらいの厚さにのばします。
    脂は炒めものに使用して下さい。

  2. スパゲティを4つに折って、茹でておきます。

  3. ソースを作ります
    ニンニクはみじん切り、椎茸は軸を切り、
    玉葱と共に薄切りにしてベイリ−フを加え、
    大匙1杯のバタ−で炒めます。

  4. 野菜が柔らかくなったらトマトジュ−ス、
    固形ス−プを入れて弱火で5〜6分煮ます。
    固形ス−プの塩味で良いと思います。
    胡椒のみ入れて下さい。

  5. コトレットの衣を用意します
    全卵、卵黄、すりおろしチ−ズ、刻みパセリを
    ボ−ルに入れて混ぜます。
    軽く塩、胡椒をして、小麦粉をまぶした
    豚のロ−ス肉を入れてからませ、
    生パン粉を付け、表面を包丁の峰で押さえて、
    網目を付けます。

    生パン粉をご自分で作る時は、
    買ってから4、5日たった食パンを
    おろし金で細かくおろすか、
    ジュースミキサーにかけたものが、
    口当たりがいいようです。

  6. コトレットを焼き揚げます
    大きめのフライパンにサラダ油大匙4杯、
    バタ−大匙2杯を入れて火にかけ、
    バタ−が溶けたら、衣をつけた
    肉の網目の付いた方から2枚入れて焼きます。
    フライパンが小さければ1枚づつ、
    無理に入れないほうがきれいに焼けます。
    中火で、きつね色に色づいたら、
    裏返して同じように焼きます。油が足りなければ
    サラダ油とバタ−を2対1の割合で足します。
    残りの2枚も同様に焼き上げて下さい。

  7. ソースを仕上げ、盛りつけます
    先に作ったソ−スを熱くして、生クリ−ムと
    スパゲティを入れ、ひと煮立ちさせてお皿に流し、
    焼き揚げたコトレットをのせます。

  8. 飾りのいんげんは、半分にさき、
    更に長さに沿ってふたつ割りにして、塩茹でにし
    コトレットの上に格子模様に飾ります。

* ホテルでは、バタ−の上澄みを使うのですが、
  家庭では大変ですからサラダ油2、バタ−1の割りで
  混ぜて使えば、結構美味しく出来ます。 

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*火が上手に使えれば
 コンロにかけたフライパン、奥の方より、
 柄を左右に振り、箸で中のものをそっと移動させ、
 まんべんなく色付けをします。
 料理をする物の量、性質を見極めて
 火加減が出来る様になったら、
 お料理の腕前は可成りのものです。


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文・写真(イメージ写真)提供:ひかりのくに株式会社

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