ムッシュ米津の家庭料理

"あっさりとした舌ひらめを、バターの香り立つ
外側をカリッとさせた「ムニエル」に
いつもの食卓がちょっと豪華に見えるでしょう。"

 柔らかい身質とあっさりとした白身の舌平目を、
 バターの香りが立つ、「ムニエル」にしました。

 「ムニエル」は、魚の切り身に小麦粉などを
 まぶしてから、バターで両面を焼き、
 レモン汁を振りかけて食べる料理のことです。

 今回はトマトソースと細切り人参の唐揚げを
 添えています。

 いつもの食卓がちょっと豪華に見えるでしょう。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

"*舌ひらめのムニエル細切り人参の唐揚げ添え "

 材料(4人前)
 舌ひらめ 4枚(おろし身1人前80g)
 小麦粉
 バター
 サラダ油
 塩、胡椒
 レモンジュース 少量
 付け合わせ
 −人参 80g(水1L・塩25g)
 −サラダ油
 −椎茸 4〜5枚(60g)
 −しめじ 1パック
 −ジャガ芋 150g
 −粒コーン(缶詰) 100g
 −パセリ
 −バター
 −コンスターチ
 −牛乳 少量
 −塩、胡椒
 トマトソース
 −トマト完熟 400g
 −トマトジュース 250cc
 −ワイン酢 15cc
 −オリーブ油 100cc
 −砂糖 少量
 −塩、胡椒

☆ 作り方

  1. 細切り人参の作り方です。
    皮をむいた人参は4〜5cmの長さに切り、
    それを細切りにし、水1Lに塩25gを加えた
    中に入れ30分浸けます。
    ざるにあけ、更に布巾で水気を切って
    低い温度の油(140〜150度)で
    色付けぬ様にからっと揚げます。

  2. 付け合わせの準備です。
    椎茸は軸を取り、2つ割りにてし薄切りにします。
    しめじは軸からはずして粗切りにし、
    一緒にバターで炒めます。
    ジャガ芋の皮をむき、小切りにして茹で、
    水気を切っ鍋に戻し、弱火にかけてつぶします。
    椎茸を入れ、塩、胡椒をし、牛乳を大匙1〜2杯
    加えて混ぜます。
    粒コーンは缶の中の煮汁大匙1杯と、バター小匙1杯と
    共に煮立て、コンスターチ小匙1杯を同量のコーンの
    煮汁で溶いて混ぜます。

  3. ソースを作ります。
    トマトジュースを200cc鍋に入れて、1/5位の量に
    なる迄煮詰めておきます。
    トマトの皮をむき、種をとり細かく刻み、トマトジュース
    50ccと共に鍋に入れ、1〜2分煮て漉し網を通します。
    鍋に戻して弱火にかけ、煮詰めたトマト、ワイン酢を入れ、
    かき混ぜながら、オリーブ油を加え、塩、胡椒で味をつけ、
    酸味が強ければ砂糖を少量入れて調節をします。

  4. 魚の下ごしらえです。
    舌ひらめは三枚におろし、厚い身と薄い身を重ねて、
    細い方の身を少し折りたたみ塩、胡椒をふり、
    小麦粉をまぶします。

  5. 魚を料理します。
    フライパンにサラダ油大匙2杯と、バター大匙1杯を
    入れて火にかけ、バターが溶けたら、魚を二切れ入れて焼き、
    残りも同じ様に焼きます。
    無理して沢山入れないほうがきれいに焼けます。
    焼き上がりにレモンジュースを魚に振り掛けます。

  6. 盛りつけです。
    お皿にジャガ芋で和えた茸と粒コーンを添えて魚を盛り、
    唐揚げにした人参を魚の上にこんもりと乗せて、
    手前にソースを流し、パセリを飾ります。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

*製粉工場の女子工員さん
 魚をバター焼きにする時 小麦粉をまぶすと
 焼き壁が出来てきれいに焼け
 しかも魚のうま味が逃げていきません
 ムニエールはフランス語で製粉工場の女子工員さん
 という意味があります。
 髪を小さな白い帽子に押し込み
 粉まみれになって働く、けなげな様子が目に浮かんで
 ムニエールまで、いとおしくなる様な気がします。

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


文・写真(イメージ写真)提供:ひかりのくに株式会社

ホーム > ムッシュ米津の家庭料理 > 舌ひらめのムニエル細切り人参の唐揚げ添え